白川郷 絵と写真


雲が主役で時折鈍い日差しが差し込む程度。それでも、風がほとんどなくまずは過ごしやすい初冬の一日。あすからは、もう師走12月だ。きょう11月30日の誕生日の花はハナカタバミラジオ深夜便。半分眠りながら聞いていたので、詳しいことは聞き漏らしだ。カタバミ属は多種類あって、手持ちの写真はムラサキカタバミだけだ。やたら増えてわが家では厄介者だ。


先だっての日曜のお昼、テレビで「なんでも鑑定団」の再放送をやっていた。鑑定依頼者のお宝は家を買った際、納戸に干物用の網と一緒に置きっぱなしになっていたもの。元のオーナーからは、家に残していくものは全てタダであげると言われていた。詳しく調べたところ、有名な画家の作品だと分かってビックリ!



その作品は、平成7年94歳で亡くなった向井潤吉氏のライフワークともいえる日本民家集の中の一点「武蔵狭山にて」で向井潤吉とサインが入っている。10号の作品で300万円の値がついた。ナレーターが紹介した。氏は戦後の高度経済成長により次第に伝統的家屋が失われていくのを惜しみ全国を巡り2千点以上にも及ぶ家屋を描き続けたという。


紹介の中で日本民家の作品が映像で何点もアップされた。その中に白川郷の合掌造りの民家もあった。先日白川郷で撮った写真とアングルがよく似ていた。テレビではチラッとしか写らないので、ネットで氏の白川郷の作品を調べた。あった。あった。まったく同じアングルではないが、”ねらい目”は氏もクマさんも同じではないだろうか。



同じ”ねらい目”で写真を撮ったクマさん、嬉しくなった。カミさんも一緒にテレビを見ていたので、この話をしたが、「ふん」と無反応。そこで、この喜びをひとりさびしく日記にカキコすることにした次第。お粗末でした。