年賀状「べっぴんさん」’18


雨の成人の日。ひがな自室にこもり、年賀状を改めて念入りに拝読、拝見。自分から出す方は面倒な作業だが、もらう方はやはり嬉しいものだ。あの人は元気そうで何よりだ。あの人の字は昔と比べると弱々しくなったとか近況がわかる。彼の今年の作品はどんなものだろうか?絵や版画の作品をみせてもらうのも年賀状の楽しみだ。



先週の金曜、会社の同僚たちとの飲み会の席上でのこと。毎年自作の絵の賀状を呉れる友人に、どうして今年は写真にしたかを訊ねたのが冒頭の賀状だ。「よぉ〜く見てくれ、描いたものだよ」互いに笑って済ませたが、恥ずかしい思いをした。そんなこともあって、雨降りの午後、丹念に1枚1枚見直しをしてみた



先日、新聞に出ていた。今年の年賀はがきの発行枚数は25億8600万枚で、07年の郵政民営化以降最低とのことだ。とはいえ、メールやSNSなど情報通信手段がこれだけ進んだ中で、25億枚が4〜5日の間に日本国中を行き交うというのだ。年賀状の本来の目的は近況を伝えるツールであり、挨拶であったり、旧交を温めあう道具だ。この目的だけならメールやSNSでも、ある程度代用が効くかもしれない。                 



しかし、年賀状は単なる利便性で片付くものでないだろう。どれくらいか知らないが、かなり長い歴史をもつ文化であり、風物詩であり、ある種エンターテインメントでさえあると思う。そんなことから、毎年2年経過すると年賀状は廃棄処分していたが、処分するのはもったいないような作品はスキャンしてストックするようにした。今年の年賀状の”べっぴんさん”をアップしてみた、



今年の年賀状は、デザイナーの遊び心か、それとも偽造防止のためか知らないが、下の写真にあるような隠し文字があるというのが、ヒマを持て余している輩の間で評判のようだ。クマさんもヒマに任せて挑戦してみたが、足の爪の部分の「FUJI」だけしか判明できなかった。(ブログ掲載用に朝から晩までかけて、はがきの切手、消印部分を拡大して
挑戦したがこの結果。ヒマだったとはいえ、ムダな時間だった)