言い訳はみっともない


「春に三日の晴れなし」先人からの言い伝えは間違いない。ポカポカ陽気の青空が二日続いたが、今夜からは大荒れの予報だ。肺炎での入院から退院して2週間目頃にちょっとした油断からひいた風邪がその後2週間経ってもすっきりしない。その間にカミさんがインフルエンザにかかり、それに感染したせいかもしれない。いずれにせよ、退院後もう1ヶ月だ。きょうで2月もおしまい。月が変わってツキも変わることに期待しよう。


ここまでカキコして、はたと気づいた。退院後の風邪をカミさんのせいにしたりして・・・。「言い訳はみっともない」。他人のせいにするんじゃない。自分の油断でないか。若い頃それで痛い目に遭っているのではないか。と。実は、肺炎になった引き金も夜遅く来たメールの返事を風呂上りにやっていたことだった。さすが、そこまでは他人のせいにするようなカキコはしなかった。




10年くらい前のことではなかったかと思う。国会の委員会で大臣3人が遅刻してひとり、ひとり陳謝していた。3人とも理由は云わなかった。秘書が時間を間違えていたとか、前の会議が長引いたとか、他人のせいにして言い訳をすることほどみっともないことはない。そこは、国会議員、しかも大臣、言い訳をしないのは当然だろう。


現役時代、重要な会議に遅刻をした。会議室に入って「電車が遅れましたので・・・・」と言い訳をしたら、「こんな重要な会議には1本か2本前の電車で来るのが当たり前でないか! 言い訳なんかいらん。」と叱られたことを思い出した。


ベストは遅刻をしないよう万全の措置をとること。大臣はこれを怠った。ベターは遅刻は、遅刻で事実。起きてしまった事は仕方ない。自分の責任を認める。大臣はこれで波紋の広がるのを食い止めた。遅刻は褒められたことではないが、言い訳をしなかったことで、なんとかおさまりがついたといえよう。 それに引き換え、自分はどうだ。若かった。やり直しがきいたからまだよかった。