台湾ナウ


週末から始まった大型連休、連日すっきりと晴れ上がり快適な日が続いている。先週は板門店での南北首脳会談が何と云ってもトップニュースだ。1ヶ月後の米朝首脳会談の前哨戦というのがもっぱらの見方のようだ。かたや、自らの政権維持のためには兄や叔父を暗殺、処刑するような輩、一方は側近の半分を首切りしてイエスマンばかりを揃える輩。どんな会談になるか見ものだ。



海外旅行は、4年前に友人4人で欧州一周鉄道旅行したときは個人旅行だったが、それ以外はすべてツアー参加だ。現地語が話せない、事前の準備が煩わしいからだ。ツアーで現地ガイドからその地の生活、風習など疑問を感じたことを手当たり次第聞いて、「へぇ〜そうだったのか」「なるほどねぇ」そんなやりとりをすることが楽しみのひとつだ。



今回の旅行でそんなやりとりやら、ガイドの説明でクマさんの好奇心を満たしてくれた事柄の一部を「台湾ナウ」としてまとめてみた。


● 微妙な関係にある台湾、中国間の往来ではパスポートが必要か?
パスポートは使わない。そりゃそうだ。パスポートを使うと云うことになれば、台湾は中国の領土の一部ではなく、独立した国家として認めたことになるから中国はそんなことをさせない。パスポートは必要ないが「台湾居民来往大陸通行証」、「大陸住民往来台湾通行証」こうしたものを申請、取得するそうだ。




● 台湾語と中国語は違う
台湾語と中国語は違う。ニイハオとかシェイシェイくらいは共通のようだ。台湾人に言わせると、中国語はきつい感じという。確かに我々が耳にする中国人同士の会話はけんか腰に聞こえる。台湾人は柔らかく聞こえる。


● 神社仏閣の拝観料など一切なし
拝観料のほか、線香、おみくじなども無料。寄付として任意となっている。建設、運営などすべて寄付で賄われている。「お互い様」の精神で寄付する習慣が根付いているようだ。東日本大震災のとき、一番乗りで何百億円の義援金が台湾から寄せられたのはこうした習慣の延長線上にあるものだろう。



● 「大胆な決断」はEタグだけではない
身分証明書と健康保険証はICカード。高速道路のEタグと同様「大胆な決断」がなされている。健康保険は日本と同様国民皆保険。健康保険証には病歴や薬の投与歴などのデータが蓄積されている。


● 日本でも見習いたいお産の風習・習慣と制度
卓球の福原愛ちゃんが台湾でお産をした。風習や制度についてマスコミのインタビューを受け、日本でもぜひ取り入れて欲しいと絶賛したそうだ。台湾では出産、産後ケア―の日程に合わせて夫は休暇を取る制度がある。医療費が安い。無痛分娩で麻酔料を含め5日間入院で約65000円。(普通分娩だったらもっと安いのは当然)


台湾では産後1ヶ月はゆっくりと体を休めて体力の回復を促す習慣があるそうだ。家族で赤ちゃんの世話ができないときには産後ケア―センターが整っている。産科、小児科の医師が常駐。ホテル並みの設備。1泊約2万円。



● 激しい進学熱
日曜の朝、高雄の市街地は行き交う車も少なく静かなものだ。かばんを背負ったりぶら下げた子ども達の行列だけが、妙に目につく。ガイドの説明によれば、父母は土日が休みでも子供たちには休みがない。塾への登校らしい。台湾では公務員になることを目標とすることが多いという。公務員と軍人の退職金は預けておくと18%の利息らしい。全国21都市にすべて国立大学がある。


同じ漢民族でありながら、大陸側の中国人と島国の台湾人と比べてみると、どうみても台湾人の方が親しみを持てる。言葉の内容は理解できなくても、かたや「きつい」一方は「やわらか」な耳あたり。街中を散策しても、かたや車のクラクションの喧騒、一方は日本の都会と同様クラクションなどまずうるさくない。




中国は、2014年以降行ったことがないが、それ以前には5、6回行っている。物乞いがつきまとったり、バスの周囲に物売りがしつこく来る。レストランでの食事中でさえ物売りが来る。今回の台湾ではそんなことは全くなかった。大陸側には4千年の歴史の遺跡、遺産がキラ星の如くあるが、台湾にはそれがない。(故宮博物院に行けばあるが)


とはいうものの、大陸中国にも台湾にももう一度行ってみたいところがある。中国では、西安兵馬俑(へいばよう)だ。6年前に行ったが、近くでまた新しい遺跡が発見されたそうだ。台湾では、今回新幹線に乗り、世界10大ホテルにランクされている円山大飯店に泊まるツアーを申し込んだら満席だったのでやむなく、このツアーに振り替えた。新幹線と円山大飯店、ぜひ行きたい。