ドン・ファン死してネットを潤す


昨夜は雷鳴とともに、かなりの量の雨があったようだ。一転きょうは朝から夏の日差しだ。年齢が77歳にもなると、いくら元気なつもりでいてもやはり、きのうからきょうの天気のように体調が不安定だ。1週間ほど前から、ウォーキングの際上り坂や階段で、息切れする。レントゲンで診たら肺水腫(肺に水がたまる)だった。


原因は心臓の働きが弱いために、肺に酸素が送り込まれる量が少なく、水が溜まる。溜まった水を抜くには、1週間安静にして投薬する。効果が出なかったら、入院して点滴するとのことだ。こんなことが引き金になって、外出も思うにまかせられず内向きな生活になるのでは・・・。何としてでも、克服しなければ・・・。



きのう6月8日の誕生日の花はノイバラとラジオ深夜便。三好丘丘陵では、1ヶ月前の5月初めから荒れた路傍の雑草地や林縁に「掃きだめに鶴」的存在で花を咲かせている。こうしたノイバラ(野茨・野ばら)を挿し木して庭にバラを育てている人が近所にいる。シューベルトシューマンの声楽曲「野ばら」はこの花を題材としている。ごみが散在している路傍に咲くノイバラと声楽曲の「野ばら」となかなか結びつかない。バラ科バラ属。



20年前の毒カレー事件といい、今回のドン・ファン怪死事件といい紀州和歌山は何と突拍子もない事件の起きるところだろう。NHKまでがトップニュースで続報し、資産50億円、女性が好き、結婚したばかりの22歳の若い妻、覚せい剤が絡んでいる。となればワイドショーが飛びつくのは当然のことだ。


メディアの報道過熱ぶりを20年前の毒カレー事件と比べると今回のドン・ファン事件にはネットのニュースサイトの出現が大きい。ネットではアクセス回数によって広告費が稼げるわけで、この事件はサイト存続のためには欠かせない存在だろう。多治見の仲間のブログでは裁判官OBのI君までもが、この事件に関し次のようなコメントを寄せている。その一部。



ドンファンの死因と死亡の手段が覚せい剤である以上、暴力団が関与している事件であり、純度も高いであろうし、欧州もからんだ国際的犯罪集団が絡んでいると思われるものである。しかも、実行正犯はその指令に基づき、絶対に否認するであろうから、日本の警察だけでは手に負えない難事件で、国際刑事機構との綿密な関係等が要求され、メール、入管の実体の入念の調査等日本の刑事警察の手腕が問われる大事件である。


この事件、関係者が限定されており、死因もわかったから解決は時間の問題でないかとクマさんのような素人は思うが、上記のような見方もあり長期化するのではないだろうか。そうなれば、ネットのニュースサイトも潤うことだろう。「ドン・ファン死してネットを潤す」