小便小僧に夢破られ


朝から断続的に風雨。窓越しに見える竹藪が大きく揺れ、窓には大粒な雨粒が叩きつけられている。台風7号日本海沖を北上中、今夜半から明日にかけてがこの地に最接近のようだ。ウッドデッキ下のギボウシがほぼ満開になった。陽当たりがよくないので、路傍でみるものより成長がおそいだろう。



きのう7月3日の誕生日の誕生日の花はアガパンサスラジオ深夜便。梅雨の頃、紫色の小花をたくさん咲かせる。白花の品種もある。根は太く強いので、斜面や土手などの土の流出を防ぐのに役立つ。そんなわけで、丘陵の畑の土手で見かけることが多い。ユリ科アガパンサス



ちょっと寝過ごし、目覚めたら2対0のリード。サッカーW杯決勝トーナメント、ベルギー戦だ。史上初のベスト8や王者ブラジルとの決戦を夢見た。しかし、夏の夜の夢は短く、勝利の女神は気まぐれだ。ベルギーはブリュッセルの名物、小便小僧に寝小便をひっかけられたようなものだ。暁にため息とは切ない2対3の幕切れだ。




ブリュッセルの小便小僧は、シンガポールマーライオンコペンハーゲンの人魚姫像と並んで世界三大がっかりのひとつだ。小便小僧の面目躍如たるものがある。先月はシンガポール米朝会談。日本はまったくの蚊帳の外。これもマーライオンの面目躍如だった。三大がっかりにほんろうされ続ける日本いや、ちょっと待て。


「がっかり」にも程度がある。西野ジャパンの日本代表は8強に進めず、がっかりしたものの今後大いに期待の持てる「がっかり」だ。報道によれば、海外メディアも軒並み高評価、あの中国でさえも。勝った側からも称えられた敗者だ。「胸を張って帰る」それでよし。4年後が楽しみな「がっかり」だった。