山口2歳児救出の反響


朝新聞を取りに門の郵便受けまで行く際に、高原の朝のようなさわやかさを感じるここ2.3日だ。「秋来ぬと目にはさやかにみえねども風の音にぞおどろかれぬる」藤原敏行。 盆が過ぎて、まさしくこの藤原敏行の世界だ。今度の木曜23日は二十四節気の「処暑」、ようやく暑さが収まり、和らいでくる頃だ。


桜公園北遊歩道の銀杏並木はもう葉が黄ばみはじめ、枝に葉銀杏がずっしりだ。それにしても、この時期にイチョウの葉がこんなに黄色くなるのは、ちょっと異常でないだろうか。野良仕事をしていても、今年は蚊に刺されることがほとんどなかった。それも、これも高温がもたらした異常気象のせいだろう。やっと「猛暑日」から解放される時季になってきた。



16日の木曜。山口県で3日も行方不明になっていた2歳の子どもが無事救助されたニュースには国民誰しもほっとした。多治見の仲間のブログも賑やかだった。原文のまま、その一部抜粋。


埼玉在住 I君
尾畠さんは、子供を発見にきたのではない。日本人の尊い命を助けに来たという。なんという崇高な精神の持ち主であろうか。わが子以上の救命活動であり、ボランティアの原点である。この崇高なたましぃはどこからくるのか。一宗教家や一捜査関係者の通り一遍の活動とはまるで違うなにかがある。新聞は、天皇主賓の終戦記念行事より、この活動を感動とお礼をもって一面に掲げるべきでないか。 



東京在住 H君
消防隊の連中が長い棒で草むらをボンボン叩きながら探していたTV報道を見て違和感があったのは私だけではないだろう。 尾畠さんに拍手だ。乾杯だ。万歳だ。氏のご健勝を祈りたい。タイで洞窟に閉じ込められたサッカー少年の救出劇と並んで今年最大級のホットニュースでした。


クマの感想
自らの意志で自ら進んでする仕事とやらされてする仕事の成果はこんなにも違うものだ。「働き方改革」などと云って法律の整備をする前に、働く者の仕事に対する使命感、責任感など精神教育の方が優先されるべきことを痛感。