映画「星めぐりの町」


マイ朝ラジオの番組の中で、フランクシナトラが歌う「セプテンバーソング」が流れていた。きょうから9月だ。秋雨前線の活動も活発で、時々やんだり、強く降ったりで終日のうっとおしい天気だ。



男女共同参画事業「市民のつどい」で「男女共同参画について」と題する森永卓郎氏の講演と映画「星めぐりの町」の鑑賞会が午後文化会館であった。お目当ては森永氏の講演であった。売れっ子の経済アナリストだけあって、素人受けする語り口と内容で満足の行くものだった。「男女共同参画事業」。このネーミングがどうも気に障る。いかにも官庁言葉で、バリバリの市民活動家の活躍の場というイメージが拭い切れない印象を持つのはクマさんだけではないと思う。



映画は、小林稔侍演じる実直な豆腐屋東日本大震災で家族全員を失い心を閉ざした少年を預かり、その少年と徐々に距離を縮めて行くヒューマンストーリーを軸に産業都市豊田がクルマの街だけではない側面を小原周辺の自然の美しさ、豆腐つくり、小原の和紙つくり、豊田スタジアム、など幕の内弁当のように詰め込んだ豊田イメージアップ効果をねらった作品のように思えた。


主演の小林稔侍は76歳にして映画初主演だそうで意外。家族を失った少年役荒井陽太はオーデションで選ばれて出演。好演。娘役の壇蜜。裸にならなくてもゼニのとれる俳優ということを改めて教えられた。