五輪ボランティアについて思う


秋の長雨が10日も続く。気象予報士が解説していた。夏から秋へと季節が変わる時期になると夏の暑さをもたらしてた太平洋高気圧が南へと移動する。そしたら今度は大陸の冷たい高気圧が日本列島にやってくる。そこで、暑い高気圧と冷たい高気圧という性質の違う2つの空気がぶつかることにより大気の状態が不安定となり雨が長く降り続く事になる。と。それにしても、うっとおしい日が続く。


ラジオ深夜便、9月14日の誕生日の花はフヨウ、15日はススキだった。画像はアメリカフヨウで三好丘の丘陵尾根筋の農家の庭先で毎年咲いている花径が15cm以上もあるビッグなサイズだ。ススキは秋の月見のおそなえとして欠かせないもの。収穫物と一緒に供えられるが収穫物を悪霊から守り、翌年の豊作を祈願する意味があるそうだ。稲科ススキ属。



ぐずついた天気の1週間だった。自民党総裁選の告示後初の直接論戦がはじまったり、沖縄県知事選が公示されたり、ウラジオストクの東方経済フォーラムの席上でプーチン大統領から安倍首相に、突然領土交渉の前に今年中に平和条約締結の話が持ち出され波紋を呼んでいるなど政治の動きが大きかった。


東京五輪のボランティア11万人募集がはじまった。NHKニュースで報じていたが研究機関で1万人に五輪ボランティアについての意識調査をしたところ、行いたくない60%。行いたい23%だったらしい。採用条件は連続して5日以上、合計で10日間以上出来る人。交通費、宿泊費も自己負担。無償。



まぁ、対象は学生と退職シニアに絞られるだろう。スポンサー企業にも動員をかけて富士通三井不動産が300人づつ出すようだ。そのうちに各種団体や町内会まで動員がかかるかもしれない。国家総動員、戦前を思い出させる。


無償ボランティアについて色々議論を呼ぶのではないだろうか。五輪を商業イベントとして扱うのか公の行事とみるのかで違ってくるが、既に4千億円以上のスポンサー収入があると云われていることからすると、前者の方だと云われても仕方なかろう。そこでボランティア活動する者は災害奉仕活動とは違うから有償にしたっていいのではないかという議論もあって然るべきだと思う。