活力と住みやすさが共存の豊田


ここ2.3日の日中は半袖で過ごすほどの安定した秋晴れが続く。きょう10月9日の誕生日の花は「シュウカイドウ」とラジオ深夜便が伝える。先月静岡の白糸の滝で初めて出会ったあのベゴニアに似た花だ。夏の終わりから秋にかけて咲く。中国原産。中国名が「秋海棠」で、その音読みでのネーミング。秋海棠(しゅうかいどう)科ベゴニア属。



先週の金曜の中日新聞豊田版の記事。都市戦略研究所が全国72都市の「都市特性評価」をしたところ豊田市は全国14位、東海地区では名古屋に次いで2位の評価だった。総評では「豊田は活力と住みやすさが共存し、強固な自治体財政の企業城下町」と評していた。


この調査は、経済・研究開発・文化・生活・環境・交通の6分野で26指標83項目に細分化して実施したという。豊田市が1位だった項目は、賃金水準・財政力指数・経常支出比率の低さ・将来負担比率の低さ・要支援介護高齢者の少なさ。最下位の項目は女性就業者割合・サービス業従事者の全労働者に占める割合の低さ・論文投稿数・国際会議や展示会の開催件数・病院の数



大規模な工場を多く抱える都市ならでは就業構造が透けて見える。製造現場だから女性の就業者の割合が低い事や、サービス業従事者の割合が低くなることは当然のことだ。また大学などの研究機関が少ない事による論文投稿数が少ないことも自明のことだ。


全国の都市がすべて綜合点100点満点を取ることを促すための調査だとしたら、そんなことならやらん方がいい。全員優等生の個性のない都市ばかりになるのではないかと危惧して、ネットでこの調査の詳細を調べた。11月に発売のようで、概要だけはわかった。各都市のランク付けが目的でなく都市ごとにどんな特性があるかを細かい評価をしている。




それなら、納得できる。自らを客観的なデータで評価し己を知ることは大切なことだろう。孫子の兵法ではないが「相手を知り、自分を知れば百回戦っても負けないだろう」つくば市は世界的な研究機関の集積、札幌市は観光ソフト資源が豊富な観光都市、福井市は生活居住評価が高い、松江市は自然環境あふれる環境都市と云ったように特性の評価をしている。


特性の評価をすることにより二次評価として総合点がついてくる。ちなみに1位は京都、2位は福岡、3位大阪。なお東京は除外となっているようだ。