昭和の体質 ドラゴンズ


午後からは雲に覆われてきたものの、午前中は1週間ぶりの爽やかな秋空だった。久しぶりに心地よいウォーキングができた。ラジオ深夜便の伝えるきょう10月17日の誕生日の花はフジバカマだ。この花、秋の七草のひとつであるが、いまや絶滅危惧種で自生のものは一度も見たことがない。


花弁のかたちが袴(はかま)に似ていることからのネーミングのようだ。小さい藤(ふじ)色が10月初めから11月末頃までたくさん咲く。矢並湿地や豊田自然観察の森で咲いているサワヒヨドリがフジバカマによく似ていて、どちらの観察地ででも指導員からよく間違えられるという話を聞いた。



プロ野球も両リーグとも、きょうからCS第2ステージだ。まったくお呼びがかからないドラゴンズの連中、悔しい思いで秋季練習に励んでいるだろうか。表向きは一所懸命だろうが、本音は今年もダメだったかぁ程度で、のほほんとしているのではないだろうか。その体質がダメなんだ。技術・戦術面の分析はメディアに任せよう。


一口でいえば、ドラゴンズのチーム体質は「昭和の体質」そのものだ。ドラゴンズは成績低迷する現場より、この昭和の体質から抜け切れないでいる状況の方が根深い問題だろう。たとえば、こんなことがあった。9月の初め、神宮球場で6点差をひっくり返されたゲームがあった。ファンは怒る。投手コーチと監督がファンと一触即発の様相で罵り合う。それが、ネットで拡散している。


昭和の頃は、球場の構造もお粗末だった上、選手・首脳陣も今ほど洗練されていなかったから、そんなことはけっこうあったものだ。今や、球団といえどもコンプライアンスを重んじる時代だ。あんな光景は昭和の遺物だと思っていたが、ドラゴンズには残っているのだ。親会社のメディアがいくら見苦しい光景を握りつぶしても、今やネット時代。隠しきれないのだ。



かつては、球団で不祥事があると当該選手の将来を考えて、お咎めなしで「戦力外通告」というかたちで穏便に済ませて来た。最近はコンプライアンスが徹底されて不祥事の詳細が発表されるようになった。この点ジャイアンツなど正直に次々に発表している。ドラゴンズではそんな不祥事がなければいいが、どうにも信用できない。


噂の域を脱しないが、県警OBの職員が情報収集のために反社会勢力と飲食を共にしているとか・・・。そんなことも耳にする。いいかげんに、偉大なる田舎の昭和の体質の球団から脱却して、コンプライアンスを重んじ洗練された球団にならないと成績はついてこないだろう。