米中間選挙の結果評価


暦の上で「立冬」と云っても、日差しが暖かいを通り越して暑い。グラウンドゴルフではみなさん、暑い、暑い。色づく街路樹の写真を撮りに行ったときには、Tシャツ姿の人を見かけた。歩道橋の上から見る三好丘バス通り。暑い、暑いと云っても、朝晩は冷え込むから、街路樹のアメリカ楓は黄色くなり、ナンキンハゼは赤というより褐色に近い色に染まって鮮やかだ。


米国の中間選挙が終わった。結果は報道の通りだ。コップの中の水が半分。もう半分になってしまったと評価する人がいると思えば、まだ半分残っていると評価するする人もいるように、この選挙結果の評価は大きく分かれる。自分なりの評価をするのが悩ましい。



自分の二期目の大統領選のことしか考えてないから、上、下院でねじれが生じても「大勝」なんて言う言葉が出て来る。自分勝手極まりない。そんな評価をする識者もいる。かと思えば、上、下院のねじれは想定内。これにより弾劾裁判にかけられることもなく、野党を悪役に仕立てて二期目の大統領選が戦いやすくなる。非常に巧妙な戦略と評価する識者もいる。


短期的な視野に立てば「巧妙な戦略」という評価になるが、長期的な視野に立てば、米国の民主主義を支えてきた「寛容」と「自制心」がすべてを敵と味方に分け、容赦なく相手を攻撃をする大統領の言動が社会の分断を更に深めることが憂慮されるという評価になるのではないかと思う。