仏作って魂入らず


今にも降り出しそうな週明けのけさのウォーキング、風の冷たさが小春日和続きに馴れた身体にはこたえる。まだ最低気温が二桁だというのに、身体が冬モードになっていないせいだろう。木枯らしなど、風が強い時に実際の気温以上に寒く感じることを「風冷え」というそうだ。寒さには3つ種類がある。冷たい雨が降って湿気が多い寒さを「湿気寒(しけざむ)」。穏やかに晴れた日の朝に足元からキーンと冷える「底冷え」。きょうは3つの寒さのうちの「風冷え」とでも言おうか。


その小春日和の土曜日、昼下がりのウォーキング。4時近くになると太陽は西に傾き、影が随分と長くなる。いつも見る天空から照らされている柿の色と、ほとんど横に近いところから照らされている柿の色はまるで別物みたいだ。そんな柿の姿をカメラにおさめようとしているクマさんも随分と”足長おじさん”だ。ちなみに、この日の日没時間16時43分。



2010年3月30日のクマさんの日記の一部だ。「サイパン滞在中の3日目のこと。夕方、早目にビーチから部屋に戻ったらまだ部屋の掃除をしていた。現地人の掃除のおばさん、部屋置きのグラスとコーヒーカップを洗面所で洗って使用済みのハンドタオルで拭いているのではないか!こんな不愉快なことはない。・・・・」


おとといの土曜の中日新聞夕刊記事。「中国の五つ星ホテルで、清掃員がトイレ掃除とコップ磨きに同じ同じ雑巾を使うなど非衛生的な実態を隠し撮りした動画が、中国版ツイッターに投稿され問題になっている。」けさのテレビでその動画を放映していた。上記サイパンのホテルも中国資本のホテルだ。


「一帯一路」で陸と海の世界制覇、自前のGPS衛星を打ち上げて宇宙空間まで制覇しようとしている国がせっかく立派な仏像を作っても「魂」が入ってない。「仏作って魂入らず」だ。