さんさんバスあれこれ

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きのうの節分の邪気のごとき夜明けの霧に覆われた四つ池一帯が、陽が昇るにつれて邪気払いをし、すがすがしい気持ちできょうの立春を迎えた。文字通り、春が来たかのような暖かな立春だ。このまま春になってくれればと思うが、そうは問屋は卸すまい。

 

先月27日の日曜、仲間の新年会で多治見に行った。多治見へ行くのに15~20分間隔の愛環鉄道と高蔵寺からは10~15分間隔の中央線で1時間もかからない。自宅から三好丘駅まで行くのも愛環保見駅まで行くのも5〜6分でほぼ同じ。

 

かつては多治見へ行く時は愛環鉄道が昼間は1時間に1本しかなく不便だったので、名鉄豊田線鶴舞、そこから中央線に乗り換えていた。愛環は運転本数を増やして便利になった分乗客は相当増えていると思う。愛知万博があったことや、トヨタが電車通勤を奨励したことも相まって、全国の第三セクター鉄道の優等生になっているほどだ。
 

 

省エネ時代、マイカーから公共交通機関に移動手段をシフトさせるのには、運転本数を増やして便利にすることだと思う。三好丘の中を走っているバスも名鉄バスからさんさんバスに代わって、本数が増えしかも運賃も安くなったら劇的に増えている。

 

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先月の25日、市主催の「地域の公共交通を考える住民懇談会」に出席した。現役時代の5年間だけだったが、乗合バス事業に携わったこともあり、利用者の立場からの意見を言ってみたかったので参加した。会では11月に行った市民・利用者アンケートの結果からの現状報告や大学の先生の基調講演の後、20人が3班に分かれてグループ討議・結果発表・総評があった。

 

地域の公共交通といっても、みよしは名鉄電車、わずかながらの名鉄路線バス、さんさんバスがあるが、話題の中心は9割までがさんさんバスだ。クマさん、次のような点を発言した。

① 理想のダイヤは15~20分間隔。赤字補てんの兼ね合いで、理想に近い形に。

② 路線は単純で分かり易く。

③ 高齢者・移動困難者人口がこの先増加必至。路線の維持・充実化のためには利用者増の仕掛けを。例 三好丘~豊田間電車340円 さんさんバスで厚生病院よりおいでんバス乗り継ぎすれば200円で行ける。

 

運転免許証を返納すれば、お世話にならなければならない地域の公共交通だ。たいがいの誰もが通る道だ。あんまり、あなたまかせにはできない問題だ。