春の雨

f:id:mikawakinta63:20190206141816j:plain

 

朝から雨。予報通りお昼過ぎには日差しが・・・。朝のウォーキングのメンバーは誰も中止を言い出さない。皆さん傘持参だ。雨とは概していやなものだが、立春過ぎたこの時季、思いのほか暖かな雰囲気がそんな気持ちにさせるだろう。これぞ、今頃の雨「春の雨」だ。「春雨(はるさめ)」とはイメージが違う。

 

 丘陵の尾根筋の畑では、風物詩のステージが冬の「切干大根干し」から春を告げる「畑焼き」に変わった。「春の雨」の「心」のわかるメンバーは、「火事が心配だわ」なんて無粋なことは言わない。春の耕作への期待を促している火と煙だと思っているはずだ。

f:id:mikawakinta63:20190206145225j:plain
f:id:mikawakinta63:20190206145245j:plain

 

 ラジオ深夜便によると、きのう5日の誕生日の花はネコヤナギだった。あざぶの丘公園の池で毎年ウォッチしているが、今年はまだだ。今頃枝にくつっいている猫の尻尾みたいな花穂は愛らしいが、3月中旬過ぎに、花穂を破って出てくる花はどう見ても毛虫みたいでグロテスクだ。

 

 3月から4月頃、毛におおわれた花をつける。尾状の花穂を、猫のしっぽに見立てたネーミング。絹状の毛が密生している。柳科ヤナギ属。

 

f:id:mikawakinta63:20190206154025j:plain
f:id:mikawakinta63:20190206154058j:plain

 

5年前に欧州鉄道旅行した際、ベルリンのホテルで同行のひとりがフロントでクリーニングを頼んだら、あすはドイツ統一記念日の休日ということで断られ困った経験がある。欧米では日曜が休業のお店は当たり前のことだ。

 

ところ変わって、日本でのサービス業は利用者にとって天国だ。コンビニだけでなく外食も量販店も年中無休は当たり前、24時間営業もずいぶん広がった。子どもの頃の記憶では、終戦後しばらくの間、名古屋の明治屋とか丸善進駐軍に合せるということで日曜が休みだった。デパートも7.8年前までは定休日があった。

 

 無休天国は、雇用の機会が増え世界に誇れる失業率の少なさをもたらしたといえるだろう。それと同時にそこで働く人々の奮闘努力のたまものだ。回転ずしのスシローが、全国約500店で一斉に昨日、きょう2連休を取ることが報道されていた。従業員の士気を高めるためにもこういう見直しがあってもいいと思う。

 

車のある便利な生活の中で、「ノーマイカーデー」を設けるようなもので、「このままでいいのか・・・」。そう思いつつなかなか定着しない。海外旅行でもつい日本的サービスを欲する。意識を変えることは難しいことだ。