歴史は繰り返す

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雲が主役で薄日が漏れる程度の天気ながら、朝のウォーキングでは今年初めて汗をかいた。きのう、きょうと初夏のような日が続く。それもそのはず。ウォーキング沿道のクルミの木に花が咲いているのを見つけた。(写真左端)夏から秋にかけて実がなっていることや、そこに時々リスが来ているのは見かけたことがあるが、花は初めてだ。

 

左端の写真は葉の付け根から花穂が垂れ下がっている雄花だ。雌花は目立たないが受粉してクルミの実になる。(写真真ん中)右端の写真は実を割ったところ。「胡桃の花」は初夏の季語だそうだ。この花が咲き出したからウォーキングで汗もかくわなあ。

 

きょう4月19日の誕生日の花はヤグルマギクラジオ深夜便が伝えていた。別名の矢車草(ヤグルマソウ)の方がなじみがある。家庭菜園のあちこちで今咲いている。色とりどりだが、青紫のものが多い。名前の由来は鯉のぼりの柱の先に付ける矢車に似ていることから。菊科セントウレア属

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前の東京五輪の頃、クマさんが大学卒業して社会人デビューしたころだ、世の中は高度成長期、天下泰平で、社会も成熟しつつあった。江戸期の元禄年間の世相に似ることから「昭和元禄」と言われていた。

 

歴史学者磯田道史氏がテレビの番組で語っていた。なるほどなぁ。と感心したのでその切り売り。元禄の次の年号は宝永。昭和の次の平成は宝永にあたる。宝永時代には富士山が噴火するなど大地震が列島を襲った。新田の開発は津波などで勢いが鈍り、人口の増加も頭打ちになってしまった。「歴史は繰り返す」というが、まさにその通りだ。

 

その平成もあと残すところ10日で令和、宝永の次は正徳だった。正徳年間、儒学者新井白石は幕政の実権を握り、当時インフレ状態だった世の中を「正徳の治」で通貨や財政の改革を行ったが逆にデフレを招いたそうだ。これが正徳から令和への教訓だろう。