憲法記念日に思う

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10連休7日目のきょう5月3日は憲法記念日。朝から五月晴れとなった。おっと、待てよ。。旧暦5月(今の6月)が梅雨のころにあたるところから、もともと「五月晴れ」は「梅雨の晴れ間」「梅雨の合間の晴天」を指したんじゃなかったか。ところが、時がたつにつれ誤って「新暦の5月の晴れ」の意味でも使われるようになり、誤用が定着したそうだから、そう目くじらを立てるなよ。

 

ラジオ深夜便で、きょう5月3日の誕生日の花はミズバショウと伝えていた。10年前のことだ。飛騨から信州へ抜ける安房峠野麦峠は行ったことがあるが、美女峠、開田高原木曽福島ルートは未踏だったので車を運転できる間にと行ってみた。沿道にひるがの高原と乗鞍岳西山麓の美女高原の水芭蕉自生地があった。

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 ミズバショウ中部地方以北の山地の湿地に自生する。開花時期は低地では4月から5月、高地では融雪後の5月から7月にかけて。葉は花の後に出る。葉は高さ80cmほどになる。白い苞(つぼみを包んでいた葉)は花ではなく、芯にあるのが小さな花の集合体なのだ。見頃というのは花の時期というより、白い苞のある時期ということになるのだ。   

 

ミズバショウは種子から花が咲くまで3年以上かかるそうだ。また、冬にすべての葉が枯れるが、次の春にはまた白い苞を開かせる。名前の由来は沖縄や奄美大島で作られている芭蕉布の材料に利用されているイトバショウの葉に似ていることからだそうだ。

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令和のはじまりは、二十四節気でいえば、雨が地や草木をうるおすという「穀雨」から、時候の変わり目である「立夏」へと向かう時期にあたる。葉桜や「竹の秋」を迎えた竹藪が風に踊り、フジやハナミズキなどが祝福するように咲き誇る。東名高速のみよしと豊田両インターの中間点ほどの土手3~400mに わたって、今年もタニウツギが咲き始めた。

 

各メディアから「平成最後の」フレーズが消えて「令和最初の」が賑やかだ。プロ野球で令和初のホームランが巨人坂本だって。初物好きもいい加減にしとけよ。この先何年後にあるかわからないお代替りと10連休、こまかいことに目くじらを立てるのはよそう。

 

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きょうは憲法記念日。新聞に一面意見広告「安倍改憲に勝つ」と大きな見出しだ。民主主義の国だから、改憲に賛成、反対があってこういう意見広告があるのも当然のことだと思う。

 一方、国会では衆参両院に憲法審査会が設置されているが、これが機能していないようだ。憲法および関連する基本法制について総合的に調査し、憲法改正の発議や国民投票に関する法案の審査などを行う機関であるはずのものが、行き着く先は政局絡みで結局機能してないのが実情のようだ。

 国家の最高議決機関がこのようのさまでは、国民は納得しかねる。素人考えだけれども、政争から離れた純粋な審査機関として機能することができないものか。憲法学者ばかりに任せておいても、彼らが国民の生命と財産を守ってくれるわけがない。国家を預かる議会の議員で考えてもらいたいものだ。