高齢者の運転事故防止談義

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 立夏が過ぎて朝は4時半頃からもう明るい。夕は7時頃まで明るい。昨夕7時頃のわが家から南西の方角の景色だ。妙に空気が澄んでいる。夕焼けと鈴鹿山系の山が美しい。雨戸を閉めに行ってしばらく見とれた。高い鉄塔の右側が三重・滋賀県境の藤原岳、正面の一番高い山が竜ヶ岳だ。

 

昨夕の夕焼けが約束してくれたように、けさもすがすがしい青空だ。しかし、冷え込んだ。毎年大型連休が終わったらストーブを片付ける。きのう、片づけなくてよかった。けさは、ストーブの最後のご奉公に預かった。

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きのう5月7日の誕生日の花は九輪草と、ラジオ深夜便が伝えていた。この花の群生に出会ったのは12年前、高山に旅行した時東海北陸道飛騨清見インターから飛騨市の古川に抜ける卯の花街道から少し入った宇津江山野草園の林間だった。 

 

一茶も「九輪草  四五輪草で 仕舞けり」と詠んだそうだ。春から初夏まで湿地で咲く。ピンクまたは白色の花が段々に輪生(りんせい)し、茎を伸ばしながら下から段になって次々と咲く。輪生する花の、幾段にもなった様子が、お寺の五重塔などの頂上にある柱の飾り「九輪」のようなのでこの名になったという。桜草科サクラソウ

(上の写真では輪生の状態がわからないので、下の写真をネットから借用)

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きのう現役時代の友人6人で定例のランチを名古屋でした。今月は稲武に居を移しているHが車で名古屋までやってきた。話題が、最近の高齢者による交通事故や過疎地の交通事情などに及んだ。Hが公共交通機関を利用して名古屋に来るとすると、稲武から足助病院までのコミュニティーバス、そこで豊田・浄水の厚生病院までのコミュニテイーバスに乗り継ぎ、浄水駅から名鉄豊田線・地下鉄で・・・。

 

入社した時分には名古屋・稲武の直通バスがあったのに。隔世の感だ。車だとグリーンロード経由で2時間半だという。そりゃ、車にするわなぁ。と一同。いま、稲武では中心部と限界集落の間で無人運転の車を動かす社会実験をしているそうだ。

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一度車の便利さを享受した者が、車を手放すなんていうことはよほどのことがない限りできない。公共交通の発達した大都会ならまだしも、過疎地ではなおさらだ。稲武がいくら豊田市内といっても、過疎地には違いない。彼は独居老人で深刻な問題のようだ。

 

先月池袋でふたりの死亡事故を起こした87歳の老人は、免許更新時の認知機能検査で問題なしの判定だった。ただ、自宅での車庫入れに何度も失敗する姿が目撃されているという。どうすれば高齢者の事故を防げるか、あすはわが身ばかりの6人にとつても深刻な問題だ。

 

ブレーキとアクセルを踏み間違えるケースが多いから、一定の要件を満たさない者は「マニュアル車限定」にするとか「運転地域限定」とか「昼間限定」とか議論百出。誰の口からも「〇〇歳になったら免許返納」の声はなかった。