小型電気自動車

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なんとも意地悪な今年の梅雨空だ。ウォーキングに出かけようとすると雨が降り始め、メンバーに中止の連絡を取り合うと、やがて晴れてくる。けさもそのパターンだ。今月に入って、こんなことが3度目だ。そんなことを繰り返していても、季節の移ろいは確実に進み、庭にノウゼンカズラやユリが咲き始めた。ランタナも勢いが出てきた。

 

先週の土曜6月22日の誕生日の花はシモツケラジオ深夜便が伝えていた。3年前、緑化センターの「季節の花めぐり」の際、満開で鮮やかなピンク色の小花が密生。印象的だった。園芸種だからカレンダーとは若干咲く時季のはずれはあるだろう。白い花もあるようだ。下野国(栃木県)で最初に発見されたことからのネーミングだそうだ。

 

きのう23日は戦争末期に20万人超が犠牲になった沖縄戦終結から74年目となる「慰霊の日」だった。今に始まったことでもないが、新聞の扱いの差が大きく分かれている。

「知事に拍手、首相に怒号 メド立たない沖縄との関係改善」  朝日

「沖縄「慰霊の日」続く政治利用 「祈りの場なのに…」    産経

読者はコトの本質はどこにあるかを見極めて読む必要がある。そうでないと洗脳されてしまいかねない。

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10日前の14日のクマさんの日記。多発する高齢者の交通事故を皮肉って「第三次交通戦争」と題するカキコをした。その中で免許証返納したら日常生活に大きな支障が出る人たちの対策として超小型電気自動車の普及と現行法では一人乗りは公道を走れるが二人乗りは不可のようだから規制緩和を促す。こうしたことが効果があるのでは・・・などとカキコした。

 

17日のメイちゃんパパさんのブログ。「高齢者の免許証返納問題」のタイトルで環境にも優しい一人乗りまたは二人乗りの超小型電気自動車があれば、それほどスピードが出なくても支障がないのではないだろうか。とのカキコがあった。

 

19日の産経新聞産経抄社会学者の加藤英俊氏が提言している「マイクロカー」は傾聴に値する。排気量50cc以下、最高速度60キロの「ミニカー」のことだ。ただし、1人乗り専用。道交法でいう「ミニカー」と軽乗用車の間に位置する2人乗り「超小型モビリティー」がまだ法的に認められていない。法整備が待たれる。フランスでは最高速度45キロの車なら免許証なしでも運転できるというのに日本の役所は何をやっているのか。と結んでいる。

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 免許証を返納したら日常生活に困る人の目のつけどころはみな同じだなと思った。頻繁に「ミニカー」のことを目にするものだから、自分の引き出しの中にあった記憶が少しずつ出てきた。5年前、豊田のホテルのロビーに展示してあったミニカーの写真が出てきた。そういえば、豊田の銀行の営業さんがわが家に来るときはいつも一人乗りミニカーだ。豊田の街なかでミニカーが何台も駐車しているのをみかけたことがある。

 

ネットで調べた。さすが、トヨタのお膝元。パーソナルな乗り物と公共交通を最適につなぎ、シームレスで快適な移動と、地域の交通課題解決をサポートするHa:mo(ハーモ)という次世代の交通システムづくりに取り組んでいる。現在、豊田市、東京、沖縄、タイ・バンコクで実施中とのことだ。

 

豊田の場合。車は小型4輪電気自動車。1人乗りと2人乗りの2種。両種とも高速道、専用道、最高速度60キロ以上の道路の走行は不可。2人乗りは豊田市内走行に限る。会員登録してスマホに「ハーモライド」のアプリをインストールする。会費は不要。車を利用したい時間と場所を登録して市内61ケ所あるステーションの内の最寄の場所に行って利用する。                                   

 

料金は1人乗り最初の10分200円10分以降1分20円。2人乗りは300円30円。一度体験してみたい人向けに会員登録しなくてもよいビジタープランもある。1人乗り1時間1000円、2時間1500円、4時間2000円、6時間2500円  2人乗り2時間3000円 4時間4500円。

 

免許証を返納するか否かの瀬戸際いいる人間がスマホにアプリをインストールするところまでできたとしても、果たし自家用車を手放してこのシステム利用しようという気になるだろうか。ステーションが近くにあればまだしも、ドアーツードアーの自家用車の魅力に勝るメリットが見いだせない。まだ、社会実験の段階だと思うが、こうしたシステムは都会型、地方都市型、観光地型、過疎地・高齢者型くらいのバリエーションがなければ有効なものとはならないのではないかと思う。