一瞬スカッとはしたが・・・

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相変わらずの梅雨空が続く。きのうは、グランドコンデション不良のため、グラウンドゴルフも中止で、ウォーキンググループに急きょ参加。この季節になるとウォーキング沿道の畑や空き地の花壇にカンナを見かけることが多くなった。夏の間ずっと咲き続けている。赤、黄、橙、白など多彩な花の色だ。葉の色がどれも緑だが写真のものはなぜか、紫がかった色だ。珍しいので撮っておいた。

 

赤い色と一口に言っても、「人生いろいろ、赤もいろいろ」だ。カンナの花の赤はどろどろとした血を連想させ、あまり気分のいいものではない。下の写真のわが家の庭の鉢植えケイトウの赤は隣合わせの黄色やバックの紫陽花の白に映えてまばゆいばかりの赤だ。まさに赤もいろいろだ。

 

おととい7月3日の誕生日の花はアガパンサスラジオ深夜便が伝えていた。丘陵の畑の土手で梅雨の頃、紫色の小花をたくさん咲かせる。葉は君子蘭に似ている。根が太く強いので、斜面や土手などの土の流出を防ぐのに役立つとのことだ。それで、畑の土手でみかけるはずだ。百合科アガパンサス属。

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嵐寛寿郎演じる鞍馬天狗が杉作少年の危機を救うために白馬にまたがって颯爽と現れると満員の映画館内は一斉に拍手・・・子どもの頃の映画鞍馬天狗シリーズの最大の見せ場だった。終戦直後、力道山・遠藤組対米国シャープ兄弟のプロレスで米国組の攻撃にひたすら防戦の日本組。何かのきっかけで日本組が空手チョップで猛反撃。逆転勝利で溜飲を下げた日本人ファン。

 

そういった展開にスカッとする日本人、いやクマさんの胸に、いま、二つの出来事が響いているのだ。韓国に対する半導体材料の輸出規制強化や友好国取り消しと、国際捕鯨委員会(IWC)脱退を受けた商業捕鯨再開だ。

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慰安婦問題やレーダー照射の件に始まり元徴用工をめぐる訴訟への韓国政府の態度にイリイラが募り、もう我慢の限界というのがこんどの対抗措置のようだ。捕鯨の方も、反捕鯨国が牛耳るIWCにつきあっては来たがもう限界。席を蹴って退場、これからは日本の海で捕鯨を続けていくことになった。

 

二つの出来事を聞いたとき、一瞬スカッとし陶酔感に浸ったが、よく考えてみれば映画やプロレスのエンターテイメントの世界でのことだ。面倒な国際社会はそんな甘いものではないのだ。気に入らなければ、報復措置、組織から席を蹴って脱退。日本は、いつからトランプ流の手法までマネをするようになったのだ。との批判もあろう。これくらのことをしなければ、日本はナメられぱなっしだ。よくぞやったとの称賛もあろう。

 

批判、称賛が相半ばしているなかで、どうしたもんじゃろう?国際社会では「以心伝心」は通用しない。ディペート(討論)力の弱さが一面にはあると思う。