「夏の終わり」&もうひとつの「あおり運転」

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東アジアの国家間のぎくしゃくした関係とは違って、お天道さまと二十四節気の関係は息がぴったり合っている。暑さもやわらぐ頃といわれる「処暑」を過ぎたら、日差しが「痛い」感じから「柔らかい」感じに変わってきたきのう、きょう。朝夕は凌ぎやすくなった。「夏の終わり」を感じる。

 

庭の掃き掃除をしているとセミの抜け殻やせっかく土の中から出てきたが、もう力つきてピクピクしているものが二匹も三匹もいる。セミの卵は木の幹の中でふ化し、幼虫となって土の中にもぐること6年。もぐらの餌食となることから逃れて外に出て羽化。成虫になったら毎日がサバイバル。鳥、蜂、蜘蛛、人から狙われる。

 

幾多の試練を乗り越えて生き残っても、メスのセミの交尾は生涯に一回だけ。オスは複数回の交尾が可能。性比は、ほぼ1:1だそうだから、メスに恵まれず生涯を閉じるオスのセミの割合はおよそ37%。先日ラジオで聞いたこんな話を思い出したら、なんとも哀れになってくる夏の終わりだ。

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 おととい24日の誕生日の花はカラスウリラジオ深夜便は伝えていた。秋の赤い実を見かける人はかなり多いと思うが夏の夜に咲くあの神秘的な花を見かける人はそう多くない。とパーソナリティーは云っていた。ならば、夏の終わりに当たって、この夏の思い出として三度目のカキコだけどお出まし願おう。

 

身近な所で見かける夜行性の花、白粉花(おしろいばな)をはじめ、宵待草、夕顔と趣のある名が挙る。しかも花を開くのは夜とあって、意外と身近なところで咲いていても、その花の“らしさ”を観察できるのが困難なのがカラスウリだ。

 

 このような白い花のレース状の模様は受粉のため夜行性の蛾を引き寄せる標識としての役目のためらしい。「花」に対する考え方は人さまざまだろうが一般的には「花」といえば美しさ、華やかさを感じるものだが、このカラスウリと蓮は別格のような気がする。カラスウリは神秘性、蓮は荘厳さを感じる。秋に、縦長の実ができる。実を、烏が好んで食べることから「烏瓜(カラスウリ)」というのが名前の由来らしい。

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先週のビッグニュースのキイワードは「あおり」に尽きるだろう。「あおり運転」については、23日の日記にカキコした。もう一つの「あおり」は韓国文政権の国家としての「あおり運転」だ。日本との軍事情報協定破棄発表が22日にあった。

 

日韓合意で設立された慰安婦問題に関する財団を勝手に解散し、元徴用工問題での韓国最高裁の判決を放置し、輸出管理を厳しくした日本への反発で今般の軍事協定破棄に至っては、まさに「あおり運転」の国家版と言えよう。

 

国際条約を守ることや対外政策を含めて総合的な国益を守ることに責任のある文大統領に何がこのような「あおり運転」をさせただろうか?色々な論評を総合すると、高麗共和国連邦と称する北朝鮮との一体化を目指す文政権の理想を進めることにより、スキャンダル隠しとも行き詰まった経済政策から国民の目を反らそうとしているとも言われている。

 

文政権は国内政治の為に対外政策を政治利用し、対日関係の犠牲だけでなく中国・北朝鮮陣営に利する形にしたのだ。来年の韓国の総選挙に対する戦術かもしれないが、戦略性がまったくないような気がする。高麗共和国連邦が第二の香港・台湾にならなければいいが・・・。その次の中国のターゲットは沖縄だろうから。