一時休業宣言
ホワイトクリスマスどころか暖かなブルースカイクリスマスになった。ラジオ深夜便の伝えるきょう12月25日の誕生日の花はクリスマスローズだ。わが家のクリスマスローズは3月の初めに咲くのにどうして? ラジオ深夜便の伝えるところによると、クリスマスの時期に咲く品種もあるらしい。また、バラの仲間だと思っていたが、バラに似ているだけでキンポウゲ科だそうだ。
いつもうつむきかげんに咲いている清楚な感じの花だ。これだけの実力があれば、十分メシが喰って行けるところに、クリスマスローズなんて大変な名前をもらって・・・。まるで、歌のうまさで右に出る者がいない実力ナンバーワンの美空ひばりと同じだ。名実ともに兼ね備えている。
この1年で心に残る1枚と云えば1月12日の日記にアップした「沈まぬ太陽」と題する写真だ。「沈まぬ太陽」とは山崎豊子原作の日本航空の内紛をモデルにした社会派小説。10年以上前に渡辺謙が主人公を演じて映画化された。主人公がケニアのナイロビに左遷された時のシーンが思い出された。見渡す限りの大平原のいつまでも沈まない夕日に向かって立ちすくむ主人公だった。
破産した日航が経営の神様稲盛和夫氏の手腕でV字回復したと思った矢先の今年の1月頃は日航のパイロットが飲酒検査で逮捕されたり、女性客室乗務員が勤務中に飲酒していた。現場の緩みだ。「沈んでいた太陽」からせっかく株式を再上場するまでに回復、「沈まぬ太陽」となりかかっているというのに・・・。こんなことが頭をよぎったのは年初のことだった。
年末の今、この「沈まぬ太陽」には別の思いが頭をよぎった。「沈まぬ太陽」もいいかもしれんが、「一陽来復」の春が来て運が開けてくることを望むばかりだ。
今年はリタイヤーして初めて海外旅行に行かなかった。ベストショットをあと2枚選ぶとしたら、色鮮やかな秋の紅葉が浮かんで来る。岩屋堂公園と三好丘のアメリカフウの並木だ。
1年で最も昼が短い冬至から3日が過ぎた。最も昼が短い日から日脚は少しづつながら伸びただろう。悪いことが続いた後に幸運に向かうという「一陽来復」を願って「ん」の付く「冬至南京(かぼちゃ)}を食べたが、そんな即効があるわけでもないだろう。藁をもつかむ思いでの幸運を祈るきょうこの頃だ。
リタイヤーして10数年、今は亡き永六輔氏の説く「老いてから三つの心掛け」を実践してきたが、今挫折しかかっている。
その三つの心掛けとは
1.異性に関心を持ち続ける。
心のときめきが若さを呼ぶ。 身だしなみに心がけるようになる。
2.歩くこと。
季節の移ろいを感じる。 人に出会って話がはずむ。
3.続けてすることを持つ。
すぐにあきらめない、続けてできるように工夫をする
1は灰となるまで大丈夫だろう。2は息切れがして続かない。3はクマさんの日記を続けるモチペーションがあがらない。
13年前に生涯学習講座「ブログをはじめよう」で始めた「クマさんの日記」。ボケ防止を兼ねた自分の「忘備録」としてもってこいのお遊びだった。コメントを寄せていただいたり、覗いて時々声をかけていただく方があってこそ、それが励みになって「ボケ防止 のはずが今や 生き甲斐に」となり、13年も経ってアクセス回数が100万回を越すと「ボケ防止 のはずが今や 意地でやり」ここまで来たが、病には勝てない。体力が回復するまで休業(廃業ではない)することとした。皆様、どうもありがとうございました。春には再開するようがんばります。いいお年を。