正月に思ったこと


さぁ、2019年平成31年の始動だ。あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。大晦日は地元の神社で朝の2時まで勤労奉仕。三が日は穏やかな天気に恵まれ、ファミリーが全員元気に集合。元旦の朝、わが家から眺める四つ池の対岸の松の木に鷺、アオサギが飛来してきた。鶴なら千年の長生きの象徴、鷺なら百年としておこう。人生百年時代の幕開けに縁起がいい。けっこうな正月だった。


「何となく 今年は良い事あるごとし 元旦の朝  晴れて風なし」石川啄木  病苦と借金に苦しんだ啄木でさえも、晴れて風もない正月の朝ともなれば、こんな心境になるのだろう。まして、クマさんおいておや・・・。おととい5日の誕生日の花はウメとラジオ深夜便は伝えていた。今年も豊田・平芝公園の広大な梅林の中で早咲きの1.2本だけが咲いていた。



きのう6日は二十四節気の「小寒」だった。モノの本によれば、小寒とは、まだ本格的な寒さではない。という意味らしい。小寒の日を以て寒の入りとされ、小寒から節分の前日までを寒の内といって、一年で最も寒い時期としているそうだ。とはいえ、早咲きの梅がちらほら、ウォーキングの沿道では菜の花が乱れ咲き、タンポポが寒風の中で咲いている。春の息吹がかすかに感じられる三好丘の野だ。




今年は啄木のいう「何となく・・・」ではなく「まちがいなく・・・」改元の年、30年続いた平成の終わる節目の年だ。平成が幕を開けたときは、クマさんは50歳前で働き盛りだった。世界に目を向けると、ベルリンの壁が崩壊、その後ソ連が解体、東西冷戦が終わり、平和の時代が来ると誰もが思った。


この30年の間に冷戦終結に伴う民族紛争が激化した。一方では中国が台頭して今や、米中二大大国の覇権争いが激化している。日本では、バブル景気がはじけ経済の展望が開けなくなっているこの先、来年は東京五輪、2025年は大阪万博、2027年はリニア新幹線開業とビッグイプロジェクトが目白押しだ。果たして日本再生の救世主になるだろうか?





人の年齢、今は「満」昔は「数え」。その「数え」の時代は、正月といえばみんなが同時に年をとる「国民総誕生日」的存在であり、その上娯楽も少なかったから、「正月」の意味合いは現在の我々が持つ感覚とは相当開きがあったことが想像できる。自分の子どもの頃でも、正月前には必ず床屋に行った。正月用の下駄や足袋を買ってもらっていた記憶がある。


そうは云っても、1年の節目には変わりない正月だ。来し方を振り返り、この先を見据える機会と捉えよう。昨年のようにレースの途中で肺炎入院リタイヤなんて、ならないよう2020年給水所に到着することが当面の目標。そのためには、ウォーキング、テレビ体操の継続。海外旅行はパスポートの有効期限2024年までは毎年続ける。とにかく、2027年にリニアに乗って東京へ行くことが大目標だ。