竹馬の友


朝のウォーキングの時には青空だったのが、予報通りお昼過ぎからは次第に風雨が強くなった。台風17号だ。毎月最終土日の公民館でのひだまり喫茶に行くと玄関でキンモクセイの甘い香り。咲いたあとで雨風があるとあっけなく散ってしまうが、まだ葉っぱをかき分けて探し出すほどの花の数だから、台風が去った後も芳香は長持ちしそうだ。


キンモクセイのこの甘い香り、中高年にはあまり評判がよくないと聞く。その理由は、汲み取り式トイレが主流の頃、臭い消しのためトイレの近くに植えられることが多かった。その関係からトイレの芳香剤として使われ、キンモクセイの香りがするとトイレの臭いを連想するということらしい。けっこう、ナイーブな中高年がいるものだ。


そうそう、キンモクセイといえばおととしのきょう9月30日に中国の桂林へ行った。空港に降り立つとキンモクセイの香り。現地のカイドさんいわく。中国語では「桂」は木犀のことを指し「桂林」の地名は木犀の木がたくさんあることに由来する。色々なことを思い出させてくれるキンモクセイだ。



きのうから岐阜清流国体が始まった。地元開催とあって故郷多治見の仲間のブログがにぎやかだ。開会式で世界的歌手由紀さおりが歌ったとか、両陛下の宿舎前での提灯行列に対して両陛下は同じ提灯で応えられたなどなど。そうかと思えば、47年前の岐阜国体の際の炬火リレーの写真をアップする者もいる。



思えば豊田・みよしに住んでいる期間が35年になり多治見で過ごした期間のほぼ倍になっている。そうかといって疎遠になることもなく、年1回の旅行や同窓会やなんだかんだの飲み会だ。竹馬の友は利害関係がないからいつもでも続いていいものだ。