フランスの風 2回目

mikawakinta632010-03-12

やっと、春らしい天気になった。これも、今日一日限定天気らしい。すがすがしい天気の農道をウォーキング。”つくし”がにょきにょきと姿を見せていた。


国際理解講座「フランスの風」の第2回目、今回はフランスの少子化対策と老後の生活。

● 出生率 仏 2.05 日 1.37  90年代に1.60だった仏では色々な対策を講じて2.05までに増加。主要国トップに。

● 子供手当て(3人で月額64千円)新学期手当て(一人31千円)育児休暇、ベビーシッター補助、保育施設の充実な  ど福祉政策ではなく国を豊かにするための経済政策として捉えられている。金融危機以来、その財源が揺らいでいる。

● 2組に1組は離婚の国柄、同棲者でも届出すれば既婚者と同等の権利がある。これも出生率アップに貢献。

● 「仏では老後が待ち遠しい」これは、08年9月の金融危機までのこと。それまでは、57〜8歳で退職していた。現在で   は3人に1人が65歳前に退職しようとは思わない。


新春講座の国際理解講座で韓国、フランス、ハワイを受講した。この三つの国・地域で共通のキイワードがあった。ひとつは、「出生率問題」。日本でも1.3になって問題化し少子化担当大臣まで置くようになった。韓国の講座では今年’10年には1.0を切るのではと憂慮されていることを話しておられた。


中学の地理の時間に「日本のような貧乏国は子たくさん。仏のような文明国は子供が少ない」と50数年前に習ったこととまるっきり逆の現象が起きている。不思議な感じがする。


もう一つは、「折り鶴は日本の文化使節」。講師がハワイの子供に折り紙で鶴を折ってやったら、目を白黒させて感激していたそうだ。仏の講師も老人施設でお年寄りに折り鶴を折って見せたら深い感銘を受けていたとのこと。期せずしてふたりの講師から折り鶴の話。意外なものが文化使節になるものだ。