世論調査に思う

mikawakinta632010-03-18


きのうの冷たい風もおさまり、穏やかな天気になった。夕方からは雲行きが怪しくなりポツポツと。


このところ鳩山政権に対する世論調査が毎週のように行なわれている。選挙が始終あるわけでないから、政権や政策への支持率を世論調査によって把握する意味はあると思う。しかし、これだけ頻繁に行なわれ支持率が低下しているとマスコミの批判が加速し、一層低下することにもなりかねない。政権を担う人物は世論調査に一喜一憂することなく泰然自若として自信を持って国民を引っ張ってゆく人物であって欲しい。政権発足後半年が経ち、鳩山さんもリーダー像をリセットするそうだから期待したい。


吉田茂日米安保体制を発足させた。軍事費を減らし経済成長にエネルギーを集中させて世界第2位の経済大国になる基礎を築いた。後世、この人の功績を否定する人はいない。しかし、吉田茂ほど政権の座にあったとき世論から非難を浴びた政治家はいなかった。当時、小学校高学年だった自分でさえ新聞、ラジオが報じる吉田ワンマンバッシングをよく憶えている。


こうしてみると、後世に名を残すような宰相は世論調査などに惑わされずに、国民を敵にまわしてでもやるべきことをやるような人物だといえる。それだけ、器の大きなリーダーシップを鳩山さんに望みたい。


<きょうの一枚> イトスイセン  3月18日  自宅

 どこかに出ていたものを拝借 「佇めば糸水仙の香に出逢ふ」