TGVとモンサンミッシェル

3日ほど続いた強風もおさまりすがすがしい青空の一日。


さて、欧州旅行も後半戦。スイスの2日目は標高3100mのアルプス山中でアルペンマカロニの昼飯を食べて山を駆け下りること230km。夕方にはジュネーブ。そこから、憧れのTGVに乗ってその日の内にパリへ到着。

 
     ジュネーブコロナバン駅           パリリヨン駅行きTGV


 
パリリヨン駅行き出発案内ボード       TGV車内


ジュネーブコロナバン駅発19時17分パリリヨン駅着22時49分約3時間半の列車の旅。いくら日が長いと言ってもパリ到着時は日が暮れていた。ジュネーブの駅で積み込んだ夕食は幕の内弁当。この旅行を通じて一番美味しい食事だったと皆さんの評。軌道幅が日本の新幹線と同じ標準規だから、車内のゆったり度は新幹線並み。座席が進行方向向きの2人掛けもあればその逆も、そして4人向かい合わせ席もある。これは、ちょっといただけない。日本の新幹線のスピード記録を塗り替えたと言われるTGVであるが、ジュネーブ〜パリ間に関して云えば新幹線の方がよほど早い。


翌日はフランスで最も人気の高い世界遺産モンサンミッシェルへ日帰り旅行。片道350kmといえば名古屋からデズニーランドへ日帰りで行くようなもの。バスも運転手が2人つく。


モンサンミッシェルは中世に修道院として築かれ巡礼の地として栄えてきた。18世紀には牢獄として使われたり、要塞としても使われたそうだ。中世のさまざまな建築様式が混ざり合った建築物のすばらしさと、陸続きであったこの地が津波により島となってしまったその周囲のパノラミックな眺望のすばらしさだ。

     
        モンサンミッシェル

             
      狭い参道           見渡す限り引き潮の海


パリから西北へ350kmイギリス海峡に近いモンサンミッシェルまで行ってパリに帰ってきてもそれほど疲れた感じはなかった。それというのも、モンサンミッシェルが素晴らしかったことと8時頃にパリに着いてもまだ明るかったからだ。