引っ越し


降ったり、やんだりの日がしばらく続いたが、きょうは早朝の雨も上がり久方ぶりに青空が顔を覗かせた。雨上がり後のウォーキングで”残暑”を感じた。何日ぶりのことだろう。だが、田園地帯は”初秋”を実感させる風景そのものだ。


畑の土手でムラサキシキブの実が紫色に熟している。秋の色だ。雨上がりで一層美しい。農道の両側の田んぼでは稲穂が重たそうに頭をもたげている。サギがどこからともなく飛んで来てエサを求めている様子だ。人の気配を察すると飛び立った。その瞬間の写真だ。



独身時代からこのかた引越しの回数が12〜3回。 引越しほど新しい住まいへの期待に胸ふくらます一方でこんな煩わしいことはない。


豊田にいる次女。亭主は引越しの支度もそそくさと赴任先へ。 過日、引越しの業者が来るというのでジジババで準備の手伝いに行ってやった。 カミさん、「何回も引越しをしてきたが仕事仕事といってついぞお父さんに手伝ってもらうことがなかった。 娘には同じ思いをさせたくない。」ここまで言われちゃぁ〜、サンデー毎日のおとうさん手伝いに行かざるを得なかった。


手伝いをしながら思った。 終の棲家ということで三好丘へ来たが良く考えたらもう一回引越しがある。「あの世」への引越しだ。 そのときは身軽に”いい思い出だけ”を持って行こう。