ばか


日中は穏やかで過ごしやすい秋晴れ。こんな日の夜はきっと冷え込むだろう。臨時国会が召集され安倍首相が所信表明演説をした。来週からは論戦がはじまる。始まる前から政治素人でも予想できるのは、野党の新大臣のスキャンダル追及とそんな大臣を任命した首相の任命責任の追及だ。


攻めるバカも守るバカも、どっちもどっち。もう、いいかげんにしてくれ。と云いたい。「100万円国税口利き疑惑」「議員宿舎で全裸ピンポン大臣」そんなこと週刊誌に任せて、もっとマシな議論をしてほしい。税金のむだ使いだ。


考えてみると「ばか」という言葉にはいろいろな使い方があるものだ。思いつくままに挙げると
●  「ばかやろー」  親しさの表現
● 「いやゃ〜ん ばか」恥じらいの表現
● 「釣りバカ日誌」  熱中する余り他への配慮を欠く様子の表現
● 「馬鹿正直」    まっすぐ進む様の表現
● 「ネジが馬鹿になる」 役に立たないことを指す表現 
ネジを国会議員に置き換えてみる。役に立たないネジに何で税金使うの?となる。



安田純平さんが解放された。政府はよくやってくれた。安田さんも拘束によく耐えた。喜ばしいことだ。これだけのことが出来るならば、北朝鮮拉致被害者もなんとかならないものかと素朴な疑問が湧く。


安田さんは新聞記者出身でメディアにとってみれば、仲間内みたいなものだ。仲間を英雄視するのもわかる。だが、国からは退避地域と指定されている場所に、自己責任で入った人物だ。手放しで英雄視するのは如何なものか。と思っていたら、新聞もテレビも総じて「英雄」「暴走」の両論を並べているようだ。メディアもバカでない。