SNW


日本に向かってくる台風に追いつかれることもなく木曜、金曜と2日続きの秋晴れの中、老人クラブの淡路島旅行が楽しめた。明日、日曜午後から月曜にかけて、いよいよ台風のお出ましのようだ。明日の夜の中秋の名月はおジャンだ。昨夜じっくり見ておけばよかった。きょうはその前触れで雲の多い不気味な一日だ。そんな中、公民館の玄関にあるキンモクセイから秋の香りが漂いはじめた。ウチの庭のサルスベリの花がまったくなくなった。小学校西の遊歩道の銀杏並木の銀杏が黄色く色づき始め秋本番となってきた。


次女の嫁ぎ先の両親が来訪。「お口に合うかどうかわかりませんが」と旅行のお土産を持参。久しぶりに聞いた気がする言葉だ。一昔前までは、それほど高級でなくても、相手の気持ちを配慮する気配りの定型表現として当たり前だったような気がする。相手に気を使いたいという気持ちはあっても、場合に応じた言葉を見つける能力が最近は低下しているということだろうか?



そういえば、先日文化庁の国語世論調査の結果が新聞に出ていた。「なにげなく」を「なにげに」という人が約3割いた。「正反対」を「真逆」という人が2割強。16歳〜19歳に限れば6割以上が使っているようだ。おじさんたちが、いくら目くじらを立てようが遠からず社会に定着してしまうだろう。携帯メールの普及で若者の造語「KY」が瞬く間に世の中に認知されたように。

おじさんたちは、頑迷にならず、迎合もせず言葉は生き物だからSNW(静かに、流れを、ワッチしよう)