桜・武士道精神・新党結成

mikawakinta632010-04-06


桜は満開、今年になって最高の気温、のどかで明るく、うとうとと眠たくなるような春の一日。それもそのはず、きのうは二十四節気の一つ「清明」だった。万物がすがすがしく明るく美しい頃である。様々な花が咲き乱れ、まさに花見に最適な頃である。


たったひとときの美しさのために、1年中耐えに耐え、命がけで思い切り咲き、潔く散ってゆく桜に武士の無常観を映して「花は桜木、人は武士」といわれる武士道精神が何となく分かる気がする。


自民党を離党した与謝野氏、郵政民営化問題で党を離れ無所属になっている平沼氏らが今週にも新党を結成するようだ。
自分と同世代のこの二人の行動、第3極を狙ったとしても先発のみんなの党が順調に支持率を上げていることを考えるとあまり勝ち目はないと思う。ましてや二人共大病から復帰した身、それでも老骨に鞭打って打って出るその心意気に同世代人としてエールを送りたい。耐えに耐え命がけで思い切り咲き、潔く後継者に引き継いで欲しいものだ。


平沼氏、憲法改正女系天皇容認反対、8月15日靖国参拝賛成のまさに保守政治家。武士道精神にダブルところがある。
与謝野氏、きょうの中日朝刊中日春秋から引用すれば<「自民党分裂なんて考えないで。一人の与謝野馨が去った」と祖母与謝野晶子ゆずりの詩的に響く発言で、立役者がこれほど哀愁を漂わせる新党結成も珍しい。>武士道精神の具現者と哀愁を漂わせる二人の立役者に改めてエールを送りたい。


<きょうの一枚> ウチから眺める「清明」  4月6日

四つ池の桜も柳も、休耕田の菜の花も、四つ池の水面に映る景色も万物がすがすがしく明るく美しい。