苦手な車庫入れ


朝から気持ちよく晴れ上がったが吐く息が白くなるほどの冷え込みだ。ウォーキングコースに東名高速と並行する部分が500mほど続くところがある。東名三好と豊田の中間あたりだ。その高速道の土手に高さ3mほどの柿の木が1本だけ立っている。文字通り鈴なりの柿だ。おそらく、鳥が運んできた種が成長したものだろう。周囲の丘陵地の柿畑では収穫を終え、剪定も済ませ冬眠しているかのごとき状態だ。土手の鈴なりの柿と冬眠中の柿畑、対照的で印象的な風景だ。


車をバックで車庫入れするのが苦手で、5〜6年前からスーパーの駐車場ではたとえ店の玄関まで歩く距離が遠くなっても、前から突っ込み前進で出られるスペースを探して駐車している。これでも10数年前までは普通二種の免許を持って運転にはある程度自信があったというのに・・・。深視力の衰えで免許更新にパスできず二種を返上してしまった。


そんな車庫入れ苦手人間に朗報が先日日経新聞に出ていた。車の尻にカメラを取り付け、後部席にスクリーン用の特殊シートをかぶせる。運転席から振り向くと、背後の様子が地面も含めて後部席に映し出される。そんな装置が開発されたそうだ。


かつて、車は地位の象徴だった。高級感の欧州、大型車の米国、安さのアジア。どこともちがう一段上の日用品という道を日本車は切り開けるだろうか?翻って、わが身を考えれば、そんな装置をオプションで取り付けるよりは前進で進入、進出できるスーペスを探すなぁ〜。標準装備になれば? その頃は、おそらく免許を返上しているだろう。