カリンの木の思い出

小春日和とはこういう日だと言わんばかりの一日だった。 陽気に誘われて普段ほとんど手入れのしてない土手に下りていったらこんな風景。

  

ぶどうの木の下でこぼれ種の「冬しらず」がもう咲いている。 燃えるような色の「どうだん」が輝いている。
つい1週間ほど前までなっていたはずの残り1個の「カリン」が消えたと思ったら、雑草の上に落下していた。


この「カリン」の木を植えるとき、「金は貸すが借りない」の縁起をかつぎ、庭の表に「カリン」を植え裏に「カシ」を植えると、金回りがよくなるといわれた記憶がある。    その忠告に反し、「カリン」は裏に植え、「カシ」は植えずで
カネには縁のない人生になった。