古窯発掘

午後、莇生・辰己山の古窯発掘調査の現地見学会があった。
家から歩いて10分くらいのところ。宅地造成中で調査後は住宅が建つとのこと。

                     

このあたり一帯には奈良時代から鎌倉時代にかけての古窯が13基ある。
きょうは、その中の2基が開放された。左は鎌倉時代、右は平安時代の末期。
いずれも当時のままの状態。

  


このあたりの古窯からの出土品も展示されていた。

             


瀬戸や常滑に先んじて焼き物の生産をしていた三好には160基の窯跡が発見されているそうだ。
工人たちがどんな所に住んでどんな生活をしていたかなどと思いを巡らせるのもロマンを感じさせられる。


発掘に携わっていた人たちが調査が終わったら、すぐ宅地造成に入ると説明していた。
日本の人口も減少に転じてきた。道路を、工場用地を、宅地をと右肩上がりの成長もここらで一服する時期ではないか?
緑の自然も、文化財も破壊されて行く。 寂しい限りだ。