やきもののルーツ

ひょっとしたら、「やきもの」のルーツではないか? えらいものを発見した。
きのう、蓬摘みに行ったのは2月に古窯発掘見学会のあった辰己山である。

 


この周辺は今、県道の工事中で未舗装、左側写真のような状態。 拡大すると右側の写真。
ひとつ、ひとつの破片は手で持ち上げても崩れない。 摘んできた蓬を載せても崩れない。 前衛陶芸作家の作った素焼きの皿のようなものだ。


推理した。古窯が発掘されるほどの土地だから一帯は粘土質の土地。山林を切り開いた路面が粘土で、適度に雨水が浸み込んだ。 日照りが続き、乾燥した。 工事関係者がその上に乗ったため割れたような状態になったのではないか。
これは「やきもの」の原形、ルーツではないか?


古代人が土器を作り始めたヒントはこんなところにあるのではないだろうか? やがて、土で器を作り、天日でなく窯で焼く技術を会得するころになると、「いい土がある」「窯のための燃料が手に入りやすい」場所として辰己山一帯が選ばれたのではないだろうか?


なにげなく通りかかった工事中の道路の路面からはるかなるロマンが次から次へと頭の中を駆け巡る。
たかが、こんなことで男のロマンが・・・・なんて云っていたら、「ロマン」が悲しがるかな?