ちょいといい話
終日しとしとと春の雨。 木々の緑は一段と鮮やかに。 歩道の植樹帯に勝手に移植した”ハナミズキ”も「やせ地」
ながらもこの雨で元気を出してきたようだ。”ハナミズキ”を街路樹にしている長久手の街はさぞ花やいでいることだろう。 庭先の”おおてまり”もやがて真っ白な花を咲かせるスタンバイができたようだ。
メルマガで読んだちょいといい話。
あるお父さんの告白。 小学生の息子の修学旅行が三日後に迫ってきたのにインフルエンザをうつされ、旅行を断念せざるを得なくなった。 息子は非常に残念がった。 断念した者はあと二人いたようだ。
一月ほど経って、お父さんは息子に一泊でキャンプに行くことに誘った。旅行に行けなかった寂しさがわかるから声をかけた。 そして、仲の良い友達も誘ったらとも付け加えた。
息子は、インフルエンザで旅行に行けなかった二人を誘ったのだ。 お父さんは、心のどこかでその二人の友達をうらんでいた。彼らが息子の楽しみにしていた旅行を取り上げてしまったのだと。
お父さんは、自分の心の狭さを恥じると同時に息子の優しさに心を打たれた。自分の汚れた心とは反対に息子は恨むこともなく純粋に友達を想っていたのだ。
「いじめをなくす」とかなんとか、臭いものに蓋をすることばかり論議するより、こういう純粋な心を持った子供達を育ててゆくことを論議すべきでないか? 集団生活をしている以上、「いじめ」なんてなくなりっこないと思うが。