あざみ

梅雨の中休みも終わって天気も本来の姿に戻ったようだ。午前中は時々雨も降り終日どんよりとした天気。
こんな天気でも、早朝の散歩と雨の中でのグラウンドゴルフだけは予定通り。


<きょうの一枚> あざみ 6月19日 三好丘 農道にて

けさのラジオ深夜便によると、きょうの誕生日の花は「あざみ」。花言葉は「私をもっと知ってください」
この花だったら散歩道によく咲いている。花言葉どおりもっと知るためにネット検索。


あざみの種類は日本だけで60種類もあるらしい。ほとんどのあざみが夏から秋にかけて咲く。
葉は羽状に裂け、縁にトゲがある。 馬や牛に食べられないためだとか。


写真を撮ったところの風景とよく似た光景を詠んだ短歌がネットに載っていた。
ノアザミは 残して畦の草刈し ひとところあり 稲田ひろがる」  鳥海 昭子

一面に広がる美しい水田。草刈をしたばかりの畦道に、すっと伸びたノアザミの花だけがわざわざ刈り残してあった。


「あざみ」「歌」といえば50年以上前NHKのラジオ歌謡で伊藤久男の歌った「あざみの歌」。昔ののど自慢でもおなじみの歌で今でも一番だけなら歌詞カードなしで歌える。流行歌だと子供が”はやり歌”を歌ってイカンとしかられたが、NHKのラジオ歌謡は”はやり歌”でなかったとみえて歌詞のワケもわからず歌っていた。


♪ 山には山の 憂いあり  海には海の 悲しみや  

  まして心の  花園に  咲きしあざみの花ならば


華やかな表舞台に出て脚光を浴びるような花でもなく、普段は見過ごされがちなこの「あざみ」だけれど、詩歌に取り上げられてなかなか健闘してるじゃん。 これからは通りすがりにあったときには敬意を表してゆこう。