緑化センターでの”へぇ〜”

緑化センターへ訪れるのはユキヤナギのトンネルとソメイヨシノを眺めに行くことぐらいで、あまり隅々まで散策したこともなかった。このたびの「季節の花めぐり」では”へぇ〜”を連発するような植物にもお目にかかったので、感慨新たな内に日記に留めた。


● バンクシア スピヌロサ

   

オーストラリア庭園で見かけた。松ノ木にトウモロコシが実ったかと勘違いするような木。オーストラリアではよく見かける木だそうで、ポピュラーな庭木だそうだ。日本人の”もののあはれ”を感じる繊細な心とは違ってお国柄を良く表した木だ。


● ラクウショウ(落羽松)の気根

                                

散策路沿いにスギとかメタセコイアに似た背の高い木が林立している。その木の根の周りに40〜50cmから60〜70cmの”こぶ”みたいな根っこが落ち葉の中からにょきにょきと生えている。この木はラクウショウ(落羽松)。 沼地に生えることが多いから別名ヌマスギという。沼地や粘土質の湿地に生息するので十分呼吸ができず、地上にこのような呼吸根ともいわれる気根を伸ばして空気を取り込むそうだ。


緑化センターは季節の移ろいを五感で感じ取る癒しの場所であると同時にワンダーランドでもある。