伊勢湾台風

mikawakinta632009-09-25


きょうもきのうに劣らず暑い一日。もう今年ははくこともなかろうと仕舞い込んでしまった短パンを再び呼び寄せた。

あす、9月26日はあの伊勢湾台風から50年目になる。今年は50年という節目の年であることもあって新聞やテレビでも大々的に特集を組んでいる。伊勢湾台風も自分にとって青春時代の思い出の1頁だったものが歴史の中の出来事になってきた。


伊勢湾台風の時は、多治見で高校3年だった。内陸の同地では街路樹があちこちで倒れる程度だった。土曜の夜の台風で月曜からは平常どおり学校があり、1週間くらい休校になることを期待していたのにがっかりした記憶がある。


9月26日は昭和29年の洞爺丸台風、同33年の狩野川台風、同34年の伊勢湾台風と大災害をもたらした大型台風の特異日と云われるようになった。昔は立春から数えて210日目の二百十日(9月1日前後)、220日目の二百二十日(9月10日前後)が台風の多い日とされていた。そして、今では去年のように上陸台風1個もなしの年もあるようになった。


古くは二百十日から二百二十日頃に吹く大風が「野分」と云って万葉の昔から恐れられ、昭和に入ってからは26日が台風の特異日だと警戒されるようになった。人々が警戒する日が長い間に少しずつ遅くなってきているような気がする。そして今、台風より恐ろしいのが、予測のつかないゲリラ豪雨だ。


普通考えると「気象」なんていうものは、5百年や千年もの昔も今も変わらないと思いがちだ。しかし、よく考えてみると国土の都市化、工業化による地球の温暖化により、確実に変わらないはずの「気象」も変わってきている。


<きょうの一枚>  白い彼岸花   三好丘 9月25日

ウォーキングする道端の垣根沿いに今年も白い彼岸花が咲いた。彼岸花は赤でないと彼岸花らしくない。