四季桜


日常が戻っていつものコースのウォーキングも再開。スタート時刻もサマータイムから標準時に戻り日が高くなってからの8時半。陽光といい、風の心地よさといいこの時間が一番だ。


丘陵地の休耕田の中に1本だけポツンと立っている四季桜がチラホラと咲き始めた。春と秋に二度開花するこの桜、春の開花のときは他に見事な桜が各所にあるから誰からも目をかけてもらえない。秋の開花のときは周囲に咲く花もなくよく目立ち、チヤホヤされる。桜の開花と紅葉をセットで売り出せばヒットは間違いない。四季桜は経済原則をよく心得ている。


● 中日、きょう勝つか引き分けでマジック点灯。中日とヤクルトが首位争いしているというのに、巨人、阪神はCSに入れるかどうかの争い。レベルの低い争いだ。レベルの低い争いが3万6千もの観客を集めているのにレベルの高い首位争いが2万6千とは情けない。勝つ野球と人の呼べる野球とは別のようだ。


● ギリシャ金融危機救済のため、ユーロ諸国の議会では欧州金融安定化基金機能拡充の是非が問われている。議会の承認は17ヵ国中あとスロバキアだけが残っている。ギリシャの破たんが世界同時不況を招くのではとスロバキアの出方が世界中の注目を浴びている。


春に中欧旅行した時スロバキアの首都プラチスラバを訪れた。現地のガイドさんはチェコハンガリーもユーロに加盟してないがスロバキアは2年前にしたこと。小さな国だが、国民は勤勉で農業国から工業国に脱皮しつつある。フランスと韓国の自動車工場がある。などと自慢げに語っていた。


今世界で注目されているスロバキア。テレビのニュースでプラチスラバの市民がインタビューを受けて、ギリシャ人はもっと働かなければ・・・。我々の税金で応援するからには。と述べていた。


中欧の人口500万人足らずの小さな国のことが、このところ妙に身近に感じられた。