百花繚乱


きのうまでのポカポカ陽気が「三寒四温」の「温」の日なら、きょうは雲が主役で時折薄日が漏れる程度の日。「寒」の日だ。予報では「寒」の日が2.3日続きそうだ。ラジオ深夜便の伝えるきょう3月7日の誕生日の花はパンジー。「いつでも、どこにでもある花ですね」とパーソナリティーがいう。



確かにその通りだ。当たり前すぎて、珍しくもない。これだけよく見かける花なのに、あるのが当たり前すぎて、クマさんの花の画像のストックに入ってないのだ。当たり前すぎて、ついつい扱いを疎かにする。「処世訓」にでもなりそうなクマさんのチョンボだ。




平昌五輪日本選手団の解団式の際、主将だったスピードスケートの金メダリスト小平選手がその挨拶の中で使った「百花繚乱(ひゃっかりょうらん)」という言葉が印象的だった。選手団の目標に主将として「百花繚乱」という言葉を掲げたが、それぞれの舞台できれいな花を咲かせてくれた。と振り返った。彼女は数多くの色々な花が、華やかに美しく咲き乱れる様の「百花繚乱」に例えて表現していたのだ。


昨夜8時からのBSフジ、プライムニュースのゲストは桜井よしこ田中均の両氏。番組の途中で臨時ニュース。北の金正恩委員長と韓国から派遣された大統領特使との会談、合意内容が発表された。外交問題の専門家である両氏でさえ、思いもかけなかった内容でどこまで信じていいのかと戸惑いを隠せなかったように映った。




素人が表面(おもてづら)を見ると、それはまさに「百花繚乱」の「ほほえみ外交」と映った。行間に隠された意図を読み解くのが外交専門家の仕事だ。なにしろ、相手は名うての「おおかみ少年」だ。難儀な仕事だ。


最高気温が15度前後の日が続き、野や畑や庭の草木も息づいてきた。家庭菜園の土手のサクランボの木に花が咲き始めた。毎年の例だと、このサクランボの花が咲き出して2週間後に四つ池の周囲のソメイヨシノの開花となる。さて、今年は? きょうの誕生日の花パンジーに代わって、きょう、あす2日にわたって、わが家と周囲の野の「百花繚乱」スケッチだ。