頼りは地縁


週間予報によればお日様マークがなかったはずの今週の天気。けっこう日差しの強い日になった。名古屋のホテルで会社の同期入社者の会合。60数人全員がリタイヤーしたので2年ほど前から昼食会。話題は会社や国の行く末より、もっぱら自分の生活の方だ。去年の国勢調査の速報値が先日の新聞に載っていたことで余計にそちらの方に話題が行く。


それによると、家族構成では一人暮らしが31%に達し首位になった。65歳以上の人口比は23%で世界一。15歳未満の割合は13% で主要国最低。少子高齢化に伴い、社会保障の破たん、老老介護孤独死と不安の種は尽きない。                     


ひとり暮らしの気楽は加齢とともに心細さにすり替わる。きのうの老人クラブの例会で報告があった。夫に先立たれてひとり暮らしだったご婦人が市外の施設に転居された。こうした例は今年に入って二例目だ。近所での支え合いに救われることもあろう。頼りは血縁より地縁かもしれない。ご近所さんと囲む雀卓(ジャンタク:麻雀台)の効用はボケ防止だけではない。そういえば、雑用ばかりあって先週の木曜からご無沙汰だ。