地下鉄車内にて


穏やかに晴れて、快適な陽気の彼岸の入りとなった。

 The year's at the spring・・・・・・・

  時は春/日は朝/朝は七時/丘の斜面に露みちて/雲雀がピーチクパーチクなんとか,なんとか・・・・・・


中学か、高校の英語の時間に習った「春の朝」。けさはこんな詩を思い出させるような朝だ。四つ池のまわりの雑木林で「うぐいす」が遠慮がちに鳴き出した。菜の花畑に続く休耕田の上空では「ひばり」がピーチクパーチク。4月中旬の陽気といわれる日差しに庭のクロッカスやノースポールもまばゆいほどだ。


今週の月曜、名古屋に行く地下鉄の車内でのできごと。ほぼ満員。平針から乗った自分と同じくらいの年恰好のおじさん、優先席の前のつり革につかまっていた。大学生らしい男がつり革につかまっているおじさんに「どうぞ」と
云って席を空けた。


おじさん、知らん顔して立ったままだ。伏見までの約20分ほぼ満員というのにその席は誰も座ることなく空いたままだった。このおじさん、素直に大学生の好意を受けるなり、立っているなら礼の一言ぐらい云えばいいのに・・・。


自分はどうかといえば、譲られる立場になった今、せっかく勇気を出して譲ってくれる人の好意を無にしてはいけないと、素直に譲ってもらうことにしている。しかし、譲ってもらったことは1度くらいしかない。オレって、若く見られているかな?