朝日対読売


いつの間にか朝5時半には外は明るくなっている。気がつけばあす17日は彼岸の入りだ。それにしても、昨日よりは緩んだとはいえ風の冷たさが身に応える朝のウォーキングだ。


毎年よ彼岸の入りに寒いのは  正岡子規


本当に月末には桜が咲くかと心配する人には実に説得力のある句だ。毎年この時期になると思うことだが、彼岸の入りから明けまでの1週間ほど劇的な季節の転換は他にないと思う。まさにデジタルの世界だ。冬の流れからいっきに桜が咲き、うららかな春の流れに変わる瞬間がこの”お彼岸ウィーク”だ。



先日来、ジャイアンツの選手の野球賭博事件が話題になっている。いまは試合前の円陣での声だしで「ご祝儀」の習慣までが話題になっている。ジャイアンツだけでなくタイガースやライオンズそしてホークスでもあったと報じられている。この記事をあの天下の朝日新聞が一面で報じているのだ。ちゃんちゃらおかしい。


「ご祝儀」は賭博と別問題と思う。一般企業でも従業員のモチペーションを上げるために上司がお金を出したりすることはあると思う。ただ、去年の秋以来野球界に厳しい目が向けられているにもかかわらず襟を正さなかったことに対しては問題が残ると思う。


この程度の問題をミソもクソも一緒にして、ライバル読売の失態とばかりに一面に堂々と取り上げた朝日の見識はいかがなものか?