シラタマホシクサ

◆ 久しぶりに散歩のコースを変えたら、そこかしこに秋の気配。

 

収穫の終わったブルーベリー農園の土手に電線に届きそうな勢いの「すすき」がたなびいている。
今にもはじけそうな「栗」がたわわに、朝日に輝いている。



◆ シラタマホシクサ が一般家庭の庭先で

伊勢湾沿岸の湿地にだけ生える1年草で、高さ20〜40cmになる。
葉は長さ15〜20cm、幅1〜3mmで先端は針状にとがっている。
花は直径6〜8mmの球形で白い毛が多く、白い球のようなのでこの名前が付けられた。

 愛知県指定天然記念物の湿地植物群落の中でしか見られないと思っていた「シラタマホシクサ」が今日訪れた瀬戸の知人宅 の発泡スチロールの箱の中で花を咲かせていた。

 

悠学カレッジの「ふるさとの自然」で7月に豊橋の葦毛(いもう)湿原、先日は武豊の壱町田湿原の自然観察に行ったが、どちらの湿原も「シラタマホシクサ」が目玉であった。  暑いさなかに遠くまで行って観察した植物が一般家庭の庭先で栽培されているなんて、にわかに信じられなかった。


この知人、盗掘してきたのではないかとよく言われるそうだ。この知人の名誉のために断っておくが、長久手に住む友人所有の荒地に育っていたものをもらってきたそうだ。