定年退職後

◆ 定年退職後

ある作家が新聞のコラムにこんなことを書いていた。
カルチャーセンターに通っていたことがあった。受講生は大半が主婦で定年退職した男性も何人かいた。彼らは退職後もその肩書きに固執していた。が主婦たちはそんなものにはまったく関心が無い。教室で主婦たちが一目置くのは講座での成績の良い人のみである。


男性たちは、自分なら敬意を持って迎えられて当然で軽く扱われるのが不愉快かつ不可解な様子だった。
肩書きのなくなった人間は素の人間性のみで評価される。世間から敬意を持って迎えられたいなら、人としての研鑽を積むしかない。


ざっとこんなことを書いていた。一般論としてこういうことはあり得ることかもしれないが、2年ほどお世話になっている悠学カレッジに引き当てて考えてみると、その作家の言っていることは小説の世界の中のことのように思われてしかたない。


現役時代の肩書きに固執するほどプライドの高い者だったら、主婦と机を並べて学ぶようなことはプライドが許さない。
名刺で仕事をしてきた者に名刺がなくなったら、世間とどう付き合うか心得ている者しかカルチャーセンターとか悠学カレッジで学ばない。・・・・・・と思うのだが・・・・。


◆ 紫式部

日曜の朝。散歩の途中で見つけたのだが、紫式部のような気もするが 時期が早すぎるような気もするが・・・・