旨い日
◆ 旨い日
金沢に居たころ地元の人たちは爽やかな天気の日を「旨い日」と言っていた。きょうは、ちょっと風は強いが、まさにその「旨い日」だった。 雨があがって爽やかな秋の日差しと秋の風が戻ってきた。
雨の中でも惜しげなく香りを漂わせていたキンモクセイ。 そのキンモクセイが「旨さ」の味付けをしていたような日だった。
◆ 「うたごえ運動」系の歌
♪♪ ふるさとの街焼かれ/ 身寄りの骨埋めし焼け土に・・・・・あぁ〜許すまじ原爆を/ 三度許すまじ原爆を
♪♪ しあわせはオイラの願い/ 仕事はとっても苦しいが/ 流れる汗に未来をこめて/ 明るい社会をつくること
♪♪ 泉に水汲みに来て/ 娘たちが話してた/ 若者がここに来たら/ 冷たい水あげましょお
♪♪ オーブレネリ/ あたなのお家はどこ?/ 私のお家はスイッランドよ
これら、「うたごえ運動」系の歌はみんな中学のホームルームの先生から教えられたもの。「うたごえ運動」系というと思想的に偏ったと思われがちだが、決してそうした傾向の先生でなかった。
先日の小学校の同窓会での話題。 中学の音楽の時間に習った歌は憶えてないが、ホームルームで習った歌はみんなよく憶えているから不思議なことだ。
「押し付け」で習い、テストがあるから憶えたことは忘れてしまうが、別にテストがあるわけでなし楽しみながら憶えたことは半世紀経っても忘れてない。
こんなところに、今の教育問題を考えるひとつのヒントがあるような気がする。