映画 「明日の記憶」

老人会40人、三好町のバスで鳳来寺山紅葉狩りに。 天候には恵まれたが紅葉にはまだ少々早かった。

  

帰宅するや夕飯も抜きでカミさんと豊田の文化会館へ。豊田市の福祉健康フェスティバル映画会。映画は渡辺謙樋口可南子演ずる「明日の記憶」。 人生の円熟期に突然、若年性アルツハイマー病を宣告された渡辺謙とその妻樋口可南子の夫婦の愛と絆を描いた映画。


この映画の夫婦、昨年テレビで放映された渡哲也、松阪慶子の「熟年離婚」の夫婦、そして我が夫婦。この三夫婦の共通項は、夫が家族を省みない企業戦士。

                                                       妻を採点すると、アルツハイマーの夫から「俺が変わってしまっても、俺が俺じゃなくても平気なのか?」といわれ「私がいます。私がずっとそばにいます」という樋口可南子は ○。


夫の退職金を半分よこせなどとわめいたりしたが最後には夫に背中を押されて離婚する松阪慶子。これは ×。


最後に我が夫婦。カミさんがアキレス腱を切って入院していているのも知らず、マージャンで朝帰りするようなスネに傷を持つ夫にえらく生命保険をかけているカミさん。 互いに今はジャブの応酬といったところか。
「私がずっとそばにいます」などといったセリフが期待できるかどうか未知数で △

こんなことを考えさせる映画だった。