鎮魂歌
何という皮肉な12月24日だ。 午後、サンアートで愛知県在住の音楽家がクラシック音楽の大衆化をめざして結成された「豊田オペラグルッポ」のコンサート。モーツァルトの名曲集を演奏してレクレイム(鎮魂歌)を聴いた。
帰宅して大の仲良しK君の突然の訃報。なんという皮肉なことだ。
彼とは小中学校はちがい、仲良しになったきっかけが高校何年生だったかクリスマスイブの日。イブということでデコレーションケーキや赤玉ポートワインを買って彼の家の2階でパーティーをやった。
口当たりのいいワインを飲みすぎてぶっ倒れてしまって、彼のおかあさんにえらく迷惑をかけ今まで以上に仲良しになった気がする。大学受験で東京へ行くときも一緒。社会人になってからも自営業の二代目とサラリーマンで道は違ってもことあるごとに付き合いをしていた。
何という皮肉なクリスマスイブだ。コンサートで鎮魂歌なんか聴かなければよかった。
いや、そうじゃなくてコンサートで鎮魂歌をK君に捧げたのだと思っておこう。
そうでも思っておかなければやりきれない心境だ。 合掌・・・・。