年賀状 その二

正月も、もう6日。 穏やかな新年の幕開けだったが、きょうは雨の一日かと思ったら午後には日差しが・・・。 関東から東北、北海道は明日にかけて大荒れの予報も出ている。  年賀状が届くのも日ごとに少なくなり、きょうは3通だけになった。


今日の新聞のコラムに「喜怒哀楽、義理人情の電流」が流れる年賀状よ、いつまでも絶えることなかれ。と寄稿していた人があったが、まさしくそのとおりだ。 元旦に届いた年賀状は「息子さんが代筆」とか「儀礼的な賀状は今年でやめる」とか寂しい内容のものが多かった。


2日に札幌から電話があった。現役時代、オモテ向きはよきパートナーといいながら敵味方に分かれ丁々発止とやりあった労働組合の委員長からだ。2年ほど前に定年で故郷札幌に戻って、年賀状をもらったら急に声が聞きたくなったといってかかってきて、30分近くも話し込んだ。


年賀状が結ぶ無数の線の一つずつには、両端にいる人間の過去現在未来の喜怒哀楽、義理人情の電流が脈々と流れている。
これを実感した正月だった。


   ◆ 獲物を狙う猫
 
 山茶花の花に群がる「めじろ」やジャスミンの枝に取り付けたえさ台の柿に集まる「ひよどり」を狙っている隣の家の猫